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サーチエンジン「Teoma 2.0」リリース~「2003年はコミュニティー検索に焦点」
■URL
http://www.irconnect.com/askjinc/pages/news.mhtml?d=35741
http://www.teoma.com/
米AskJeevesは21日、サーチエンジン「Teoma
2.0」を発表した。的確な検索結果の表示やインデックスの増強などが図られている。
このバージョンアップで最も注目されているのは、Teomaのコミュニティーベースの検索機能だ。ここでのコミュニティーとは、同じ概念やテーマに関するページの集合体を指し、研究の結果、インターネット全体がこのようなコミュニティーのグループに分けられていると考えられている。Teomaはこれらコミュニティーの内容に応じて検索結果を表示する「Refine」という機能を持つ。今回、この機能をより向上させて検索結果の質を高めている。
TeomaのゼネラルマネージャーPaul Gardi氏は、「Teomaのコミュニティーベースのアプローチは、他のどんなテクノロジーよりも深いレベルで的確な検索結果を表示するカギとなっている。2003年は、この分野に集中することになる」とコメントした。
また、「Teoma Spell Check」が追加され、英語で検索語を入力するとスペルチェックを行なう。さらに、「Advanced Search」機能が大幅に向上し、地域、ドメイン、日付などに基づいて検索ができるようになったほか、西欧の10言語でも検索可能だ。
一方、インデックスそのものも大きくなった。今回のバージョンアップで、Teomaでは10億ページをクロールして、5億URLをインデックスしたという。Teomaのインデックス作成基準は慎重な方針を採用し、他のメジャーなサーチエンジンに比べれば小さいが、「他のサーチエンジンよりも的確な検索結果を表示でき、それにふさわしい満足度の評価を得ている」と自負している。
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(2003/1/22)
[Reported by 青木 大我 (taiga@scientist.com)]
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