【業界動向】
米Verizon、身元開示請求判決の執行延期を米控訴審に求める
~RIAAが、「KaZaA」ユーザーの身元開示を求めている問題で
■URL
http://newscenter.verizon.com/proactive/newsroom/release.vtml?id=78657
http://www.prnewswire.com/cgi-bin/stories.pl?ACCT=104&STORY=/www/story/01-30-2003/0001882285&EDATE=
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Verizonは30日、先に出された身元開示請求判決の執行延期申請を米国コロンビア地裁に提出すること明らかにした。この身元開示請求は、米国レコード協会(RIAA)がファイル交換ソフト「KaZaA」を使って音楽ファイルを交換しているVerizon会員の身元を開示するように求めたもの。同社は控訴審に対しても、この申請の内容を提出し、身元開示請求判決に関連する憲法上の問題の再考を求めていく方針を明らかにしている。
Verizonの上級副社長John Thorne氏は、「Verizonは、あらゆる法的手段を使って加入者のプライバシーを守っていく。レコード業界は、彼らの攻撃的な法理論のテストケースとしてこの事件を扱っている。我々は、加入者の身元を明らかにするよう求められる前に、控訴審がこの非常に重要な法的問題に関して最終的な判決を下せるように判決の執行の延期を求める」とコメントした。
Verizonの行動に対して、Alliance for Public Technology、US Internet Industry Association、Public Knowledgeなどの団体がプライバシー保護の観点から支持を表明している。
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(2003/1/31)
[Reported by 青木 大我 (taiga@scientist.com)]
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