【業界動向】
MSNがOpera7では正常に表示されない
~MSNの対応に問題があるとOpera側が非難
■URL
http://people.opera.com/howcome/2003/2/msn
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Operaによる調査報告のページ
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「Opera7」ブラウザーを使うと米Microsoftが運営するMSNが正常に表示されない問題について、Opera Softwareが調査結果を同社のサイト上で発表、MSNの対応を批判している。
MSNではWebブラウザーをUser-Agentによって識別し、それに対応したスタイルシートファイルを送信している。Operaの主張によれば、Opera7に対して送信されるスタイルシートに問題があるためにMSNのページが正常に表示できず、これがあたかもOpera7ブラウザーに問題があるように見せかけているという。
Operaが実験したところ、User-Agentの名前を「Opera」から、実際には存在しない「Oprah」に変更するとInternet Explorer 6に対応したスタイルシートがダウンロードされ、サイトを正常に表示することができた。したがって、Operaの表示方法に問題があるわけではないと同社は主張している。
Microsoftは以前にもMSNをInternet Explorer以外のブラウザで表示できないようにしたことがあり、その際もOpera Softwareが激しく批判したことから措置が撤回された経緯がある。こうしたMicrosoftの行動についてOperaは、「Webが一つのベンダーが支配するような場所にしてほしくないともしあなたが思うのなら、どうかOperaを使うことを検討してください」と訴えている。
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(2003/2/6)
[Reported by aoki-m@impress.co.jp]
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