【セキュリティ】
「Opera 7」、セキュリティホール出現も早かったが対応も迅速
■URL
http://www.opera.com/
|
「Opera 7.01」を提供しているOpera SoftwareのWebサイト
|
ノルウェーのOpera Softwareは5日、イスラエルのセキュリティ関連企業GreyMagicが発見したセキュリティホールへの対策を施した「Opera 7」の最新バージョン“7.01”をリリースした。“7.01”はOpera SoftwareのWebサイト上からダウンロードできる。
セキュリティホールは5つ発見されており、中でも3つは“深刻”な問題としてGreyMagicに警告されていたもの。セキュリティホールの内容は、JavaScriptのドメイン間アクセスの問題やクロスサイトスクリプティング脆弱性が原因となり、ローカルディスクのデータやファイル内容などが読み取られる可能性があるというものだ。
GreyMagicは4日にこの問題を発表し、対策として「JavaScriptをオフにする」などを推奨したが、Opera Softwareは5日に対策を施した最新バージョン“7.01”をリリースした。Opera Softwareの迅速な対応は評価できる。
またOpera Softwareでは、セキュリティホールが深刻な問題を含んでいるため、「Opera 7」利用ユーザーは早急に“7.01”へアップデートすることを推奨している。
◎関連記事
■発表されたばかりの「Opera 7」に早くもセキュリティホール
■レンダリングエンジンを1から作り直した「Opera 7」正式版がリリース
(2003/2/6)
[Reported by otsu-j@impress.co.jp]
|