【サービス/EC】
ヤフーとリクルート、共同で中古車オークションを展開■URL
Yahoo!オークションでは、これまで中古車は個人(もしくは個人として出品している企業)の出品のみで、中古車を扱うマーチャント(出店企業)はいなかった。これには、中古車販売に関するノウハウがYahoo!オークション側になく、どういったところが販売店として優れているからの判断が難しかった面があるという。今回、「カーセンサー」やオンライン版の「カーセンサーnet」に情報提供している中古車販売店のなかから、オンラインでの展開に積極的で、かつオークションユーザーへ充実したサービスを提供できる店舗(約500店舗)をマーチャントとして登録。これら店舗が中古車の出品を行なうことで、ユーザーが安心して利用できる中古車オークションを提供するのが「ユーズド・カー プレミアムオークション」となる。両社によれば、中古車販売店による本格的かつ大規模なBtoCの中古車オークションは、日本初の事例になるという。 「ユーズド・カー プレミアムオークション」は専用ページからアクセスできるほか、中古車車体の出品リストで「Premium」というアイコンが付いているものが該当する。一般的な中古車出品に比べ、車両状態や詳細などが詳しく記されているほか、販売店の所在地や保証の有無、諸費用なども書かれていて、ユーザーが参考にしやすい形となっている。またマーチャントとなる中古車販売店にとっては、月額システム利用料や出品料が通常より割安で利用できることに加え、リクルートが提供している中古車販売支援ツール「カーセンサー ネット販促ヘルパー」を利用し、出品やユーザー対応などを容易に行なえるといったメリットがある。なお今回500店舗が参加したことで、Yahoo!オークションのマーチャントは約800店舗となった。 現在国内では年間約800万台の中古車が取引され、その約半数が中古車販売店経由で販売されているという。両社はヤフーによるオークション運営と集客力、リクルートによる全国の中古車販売情報網を活かして、中古車取引市場の一層の活性化を図っていく。なお今回のサービスは、ヤフーとリクルートが2002年10月に締結した“インターネットを利用した共同ビジネス開発における包括的提携”の一環となる。 ◎関連記事 (2003/2/6) [Reported by aoki-m@impress.co.jp] |
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