【調査結果】
2010年のイーサネット普及率は45%~マクネット予測■URL 株式会社マクネットは13日、家庭内におけるユビキタスインターネットについての調査「ユビキタスホームネット '03」の結果を発表した。調査はWebサイトでのアンケートと郵送形式で2002年10月~2003年1月に行なわれ、有効回答数は4,611件。 調査は、カテゴリー別に家庭内のネットワーク普及状況を予測した「家庭内ネットワーク普及率」、イーサネットなどの技術別に普及状況を解析した「ネットワークテクノロジー」、白物家電やAVなどの機器種別に調査した「ハードウェア」、ホームセキュリティなどのアプリケーション種類別に調査した「ネットワークアプリケーション」の4項目に分けて報告されている。 「家庭内ネットワーク普及率」では、情報や会話に関わる用途を重視するインフォメーション系と娯楽に関わる用途を重視するエンターテイメント系が強く、現時点での購買ポテンシャルは1,480万世帯に及ぶと、マクネットは予測した。またインフォメーション系やエンターテイメント系に加えて、家事に関わるキッチン系も含めると、2,140万世帯が購買ポテンシャルを持っているという。 「ネットワークテクノロジー」に関する予測では、イーサネットが今後も牽引し、USBx系や無線のIEEE802.11x系が続く形となった。2010年の普及率は、イーサネットが45%、USB系40%、IEEE1394系30%、IEEE802.11x系が25%と予測されている。この要因は、「配線の容易さ」や「低価格」が大きく影響している。 「ハードウェア」においては、既に高い普及率である携帯電話やゲーム機は今後も普及率を上げるほか、情報・通信系やAV系のハードウェアが順調に普及率を伸ばすなか、白物家電は不調であるとしている。これは、デジタル地上波放送の開始により、デジタルテレビが2005年度以降急速に普及する反面、白物家電においてはセキュリティや相互接続化、接続・設定や操作の簡素化などに関する不安点が拭いきれないのが低普及率の要因だという。 最後に、「ネットワークアプリケーション」では、ヘルスケアが2007年以降急速に伸びていき、2010年には15%程度の普及率になるとしている。また、ホームセキュリティも2005年頃から順調に伸びはじめ、2010年には12%となっている。また、ホームショッピングマーケットは、2005年頃から伸びはじめ、2005年に2兆円を突破し、2010年には5兆円を超える予測となった。
◎関連記事 (2003/2/13) [Reported by otsu-j@impress.co.jp] |
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