KDDI、法人向けの商用「IPv6トンネリングサービス」を開始

■URL
http://www.kddi.com/release/2003/0217/index.html

　KDDI株式会社は17日、同社の提供するインターネット接続サービス「KDDIインターネット」のオプションサービスとして、法人向けに商用の「IPv6トンネリング」を提供すると発表した。同社では、2002年11月よりIPv6のデータをそのまま伝送する「IPv6ネイティブ」方式の商用サービスを開始しており、IPv6関連商用サービスとしては第2弾となる。

　IPv6トンネリングサービスは、「IPv6 over IPv4トンネリング技術」を利用して、IPv4ネットワーク上でIPv6パケットを伝送するもの。既存のIPv4インターネット環境のままでIPv6ネットワークへの接続が可能なため、同一回線上でIPv4とIPv6を同時に独立して利用できる「IPv6デュアルスタック」方式と並んでIPv6普及拡大へ期待されている技術だ。利用料は固定制で、月額2,000円から10万円となる。

　KDDIでは、「以前より『IPv6トンネリング』のトライアルを実験しており、検証が完了したために商用化を開始した。家電・機器メーカーや、IPv6対応機器・アプリケーションの開発に着手しているハードウェア・ソフトウェア会社を対象としている。また、『IPv6デュアルスタック』方式に関しては、現在検討中の段階だ」としている。

「IPv6トンネリングサービス」のサービスイメージ

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(2003/2/17)

[Reported by otsu-j@impress.co.jp]