【調査結果】
この1年でネット利用者が最も増加したのは米国
スペインは有望な成長市場
■URL
http://www.nielsen-netratings.com/pr/pr_030220.pdf
調査会社の米Nielsen//NetRatingsは20日、全世界のインターネットトレンドに関する調査結果を発表し、2001年第4四半期から2002年第4四半期の1年間で世界の主要なインターネット市場で利用者人口が平均4%増加して5億8,000万人に達したことを明らかにした。
これによると1年間で16歳以上のインターネット人口が最も増えたのは米国の970万人、次いでスペインの690万人、ドイツの310万人だった。また全人口に対するインターネット利用者の割合(インターネット普及率)ではスペインが昨年の32%から54%へと22ポイント増加。続くイギリスとイタリアの6ポイントを大きく引き離して、現在最も成長しているインターネット市場であることが判明した。
一方でNielsen//NetRatingsの計測科学担当インターナショナルチーフのRichard Goosey氏は、「スウェーデン、香港、オランダとオーストラリアは最も成熟したインターネット市場であるように見受けられる。それらの国々ではPCを家庭で所有またはリースしている割合(全て63%以上)、家庭のPCからインターネット接続している割合(全て81%以上)で明らかに他の国をリードしていた」とコメントした。
また全インターネット人口を地域別の割合でみると、米国が29%、次いで欧州の23%、日本、香港、オーストラリアを含むアジア太平洋地域が13%と続いた。
◎関連記事
■世界のインターネット人口、2001年第4四半期に約5億人に
(2003/20/21)
[Reported by 青木 大我 (taiga@scientist.com) ]
|