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【イベントレポート】

~ネットワーク監視サービスなどが主に展示される

警備・セキュリティ関連の「SECURITY SHOW」が開催

■URL
http://www.securityshow.jp/

 日本経済新聞社主催の警備・セキュリティ関連の総合展示会「SECURITY SHOW」が東京ビックサイトで開催されている。ICカード関連の展示会「IC CARD WORLD 2003」などと同時開催されており、期間は3月7日まで。入場料は当日一般1,500円だ。ここでは「SECURITY SHOW」の会場から、注目の製品や展示を紹介する。

○毎秒30フレームのJPEG動画配信技術や名刺サイズのサーバーなどを展示


http://www.brains.co.jp/show/index.html

 株式会社ブレインズのブースでは、毎秒30フレームで撮影された動画をJPEG形式で配信する高画質ネットワーク配信機器や、名刺サイズのNetBSD搭載ボードなどを参考出品している。

 展示されている「ネットワークカメラビューア」と「高速ネットワークサーバ」は、カメラで撮影された動画を毎秒30フレームのJPEG画像として遠隔地に配信するシステム。毎秒30フレームのJPEG画像をVGAサイズで配信しているため、ローカルに設置されている監視カメラの映像と見間違えるほどの高画質を実現している。ただし、1枚150KBサイズを毎秒30枚送信するため、7Mbps程度の回線帯域を必要とする。従って、通信会社、鉄道会社など既に光ファイバー網を持った企業が対象となるという。販売開始時期は、6月頃を予定しているとのこと。

 もう一品は、名刺サイズよりも小型なNetBSD搭載の超小型マイクロサーバー。名刺程度の大きさのボードに、32bitCPUや8MBのFlashROMを搭載し、カーネルやコマンド類を全て格納しており、Webサーバーなどの機能を備えることができる。また、CFスロットも搭載しているため、無線LANやPHSに対応したカードを挿すことにより、無線で通信することも可能だ。

 ブレインズでは、「センサーなどと組み合わせることにより、持ち運びができる測定サーバーなどに応用できるだろう」としている。

参考出品されている「ネットワークカメラビューア」と「高速ネットワークサーバ」。手前の携帯電話から設定変更することもできる 展示されている超小型マイクロサーバー。無線LANカードの大きさと比較すれば分かるように、非常に小さいながらも、カスタマイズ次第でさまざまなサーバーへと変化が可能だ

○顔認識アプリケーションと組み合わせたネットワーク対応監視システム


http://skymultieye.sts.co.jp/

 スカイ・シンク・システム株式会社のブースでは、人間の顔を認識するソフトと組み合わせることが可能なネットワーク対応の監視システムを展示している。参考出品ながら、ユーザーの要望があれば随時作成が可能だという。

 このシステムは、ネットワーク対応監視システム「SKY MULTI EYE」のオプション機能として提供されるもの。「SKY MULTI EYE」は、監視カメラの映像をLAN経由でローカルに設置されたサーバーに保存し、遠隔地からはInternet Explorerを利用してこのサーバーにアクセスし、録画された映像を確認できるシステムだ。

 「SKY MULTI EYE」に、株式会社ジクシスの顔認識アプリケーション「face recorder」を組み合わせることによって、顔が認識された時だけ録画する方法や、無作為に顔が映った映像のみを収集するシステムを構築することが可能だという。「face recorder」は、カメラに映った映像の中から人間の顔だけを判別し、録画するシステム。10人程度までならカメラ内に同時に映った顔を判別することができるという。

 スカイ・シンク・システムでは、「このアプリケーションを組み合わせることによって、人間の顔が認識された時だけ録画することにより、録画領域を減らす効果がある。また、通常のシステムと比較して、顔を的確に捉えて保存するため、より高い防犯効果を狙えるのではないか」としている。

「face recorder」の管理画面。認知した顔が表示されている 「face recorder」と連携した「SKY MULTI EYE」の管理画面。「face recorder」が認識した顔が表示されており、この画像だけ録画することも可能だ。

○録画映像をデータセンターに設置されたサーバーに保存するASPサービス


http://www.3eye.jp/

 最後は、株式会社サードアイ・システムのブースの監視カメラの録画映像をデータセンターに設置されたサーバーに保存するASPサービスを紹介する。

 このサービスは、店舗等に設置した監視カメラの映像をデータセンターに設置されているサーバーに保存し、利用者はブラウザー経由でそのサーバーにアクセスし、映像を閲覧するASPサービスだ。ユーザーは監視カメラとセンサーを設置すれば、月額料金を支払うだけで利用できる。

 ASP形式のため、ローカルに保存用のサーバーを設置する場合と比較して、初期コストが削減できるという。また、ローカルにサーバーが設置されている場合は、侵入者により破壊される可能性もあるが、データをデータセンターに保管している場合はその点でも安全性が高いことを強調している。

 監視カメラの映像はJPEG形式で送信され、送信頻度は毎秒4フレームから5秒間に1枚までユーザー側で設定が可能だ。JPEG1枚は約150KBのため、回線の帯域は1Mbps程度で問題ないという。料金は、サーバーのディスクスペースの容量によって決定し、4台のカメラを動かしている状態で25日間程度の映像の保存が可能な0.324GBで月額3,800円、144日間程度の保存が可能な18.144GBで月額1万2,800円となっている。

センサーが働いた時に、特定のメールアドレスへメールを送信するように設定しているところ。送信先メールアドレスは3カ所まで設定できる ASPサービスの管理画面。録画されている画像を表示することや、特定の時間だけローカルに保存することなどができるようになっている
入り口に展示されている留守番兼警備ロボットの「banryu」。50台限定で先行発売されるとのこと 「banryu」と共に展示されているSOKの「ガードロボ」

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(2003/3/5)

[Reported by otsu-j@impress.co.jp]

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