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【ソフトウェア】

ノートパソコンでも30Mbps以上の高画質映像を伝送可能

ISID、Windows XPで稼働するDVTSソフト
「DVcommXP」発売

■URL
http://www.isid.co.jp/news/030312dvcommxp.html

 電通国際情報サービス(ISID)は、Windows XPで稼働するDVTS(Digital Video Transport System)ソフトウェア「DVcommXP」を18日に発売すると発表した。標準価格は1ライセンス9,800円。

 DVTSとは、DV over IP技術を使ってDVの高画質映像をネットワーク上に配信するシステムで、RFC3189としても規格化されている。これまでUNIXベースのフリーソフトを中心に提供されてきたが、商用利用のニーズも高まっていることから、同社ではWindows XP対応の商用ソフトをリリースすることにした。

 DVTSの特徴は、リアルタイムエンコードやデコードに専用のハードウェアを必要としないこと。DVcommXPでは、片方向伝送の場合でPentium III/500MHz以上、双方向伝送の場合でPentium4/1.8GHz以上のパソコンで利用できる。圧縮/伸張処理が軽いため、IEEE 1394経由でパソコンとDVカメラを接続すれば、遅延が少なく高画質なテレビ会議システムが構築可能だ。また、MPEG2などのようにフレーム間での画像圧縮を行なわないため、フレーム単位の映像編集にも適しているという。

 その一方で、DVTSは30Mbps以上の帯域が必要であるため、ADSL程度の通信環境には向いていない。ISIDでは、企業や自治体におけるテレビ会議やイベント中継、eラーニングなどの分野で利用を見込んでいる。

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DVTSの普及へ向けてコンソーシアム発足

(2003/3/13)

[Reported by nagasawa@impress.co.jp]

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