【資格】
三井物産とマイクロソフトら、エンジニア向け資格「ネットエキスパート」開始■URL
この制度は、ブロードバンド社会の発展に合わせて、IP電話やIP-VPN技術、セキュリティなどの最新技術に対応できるネットワークエンジニアの育成を目標として開発されたもの。三井物産とマイクロソフトが2002年2月に提唱して協議会を設け、約1年をかけて準備を進めてきた。この間、協議会への参加企業は30社から60数社へ拡大。またβテストやトレーナー養成などの期間を経て、この4月の検定試験開始と、それに対応した公式トレーニングの開講をもって本格展開を開始する。なお事務局は三井物産が担当する。 ネットエキスパートの特徴としては、実技を重視した実践的な資格制度であること、IP電話、無線LAN、セキュリティ対策など、近年重要度を増している最新技術分野に対応していること、個人向けの宅内セットアップから、中小企業向けのネットワーク構築までを教育内容に組み込んでいる点などがある。また資格取得後に対して、2年ごとに試験や補講などで資格更新の機会を設けることで、常に最新の技術に対応できるようフォローアップしていくシステムも提供するという。 同制度の検定試験は4月24日より開始され、試験はコンピュータ試験会社大手のアール・プロメトリックに委託して行なわれる。全国100会場以上の試験センターで随時実施する予定で、受講料は1万5,000円。公式テキストは2万9,800円で販売する。 なおこの開始にあわせ、パソコンスクール「日本パソコン学院アビバ」を運営するアビバジャパンが全国100校で、また「バナソニックITカレッジ ビジカル」を運営する松下ビジネスサービスが全国3項で公式トレーニングコースを開始するほか、NTT-MEでも企業向け講習を展開する予定だ。公式トレーニングの受講料は30時間コースで標準20万円となる。 4社はネットエキスパート制度で、初年度1万5,000人、3年度に4万人の資格取得者輩出を目標としている。 ◎関連記事 (2003/3/17) [Reported by aoki-m@impress.co.jp] |
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