【サービス】
レッドシェリフとVR、検索キーワードと
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レッド・シェリフの増田勇代表取締役社長 |
両社による「レッド・シェリフ・メジャーメント」は、測定対象サイトのソースに専用の測定タグ(Javaスクリプト)を埋め込み、Webブラウザーでページが表示された際に測定サーバーにデータを送信することで、キャッシュやロボットに影響されないアクセス数が測定できる“全数調査”と呼ばれる手法が特徴だ。現在日本では約80サイトに測定サービスを提供し、ニッポン放送や日本航空、全国朝日放送といった企業も利用しているという。
今回発表した新機能のうち、「検索キーワード・メジャーメント」は、検索エンジン経由のアクセスを調査するもの。検索エンジンにどんなキーワードを入力して、該当Webページにアクセスしたかを調査する「サーチキーワードランキング」、どの検索サイトが使われているかを調べる「サーチエンジンランキング」をメインに、「サーチエンジン別キーワード」や「キーワード別サーチエンジン」といった機能も含めて提供する。自サイトがどういった検索キーワードからアクセスされているかを知ることで、簡易的なSEO(検索エンジン最適化)が可能になる。また「ECメジャーメント」など、従来から提供している機能と組み合わせることで、商品購入や会員登録を行なったユーザーが入力したキーワードが分かり、検索エンジンへの広告対策などで効果的に利用できるという。
もう一方の「eメール・メジャーメント」では、HTMLメールの開封率や閲読行動を測定する。メールの開封人数や閲読回数、閲読分数などに加え、メールに記載したリンクからのアクセス行動も測定する。現在企業が配信するダイレクトメールやメールマガジンはHTMLによるものが増えているため、「eメール・メジャーメント」によってどのメールで効果が高かったかの費用対効果を分析できるとしている。このサービスでも「ECメジャーメント」と連係ができるため、HTMLメールを契機とした商品購入・資料請求などの行動分析も可能だ。
今回の新サービスはいずれも「レッド・シェリフ・メジャーメント」のアドオンとして提供され、「レッド・シェリフ・メジャーメント」は基本料金で17万5,500円(20万PVまで)から。「検索キーワード・メジャーメント」は1万7,550円から追加可能で、「eメール・メジャーメント」は追加費用無料としている。
検索キーワード・メジャーメントのサーチキーワードランキング画面で、ビデオリサーチのWebサイトの測定結果を表示 |
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(2003/3/26)
[Reported by aoki-m@impress.co.jp]