福岡県、データセンターのハウジング費用に補助金制度
福岡県が、データセンターを利用する企業を対象に、ハウジング費用などを補助する「ふくおかiDC補助金制度」を実施している。県指定のデータセンター「ふくおかiDC」にサーバーを新たに設置してコンテンツ配信やASPサービスを提供する企業を対象に、最大3年間にわたって運用費用の一部を補助する。
例えば、ハウジングサービスを利用する場合、1ラックにつき月額10万円、2分の1ラックでは月額5万円、2分の1ラックでは月額2万5,000円が一律に支払われる。ふくおかiDCの1ラックの契約料金は約14万円となっており、この3分の2以上が補助されることになる。ただし、512kbps以上の専用線か、共用回線の場合は1.5Mbps以上のインターネット回線を通じてサービスを提供することが条件となる。
同県ではすでに、県が構築した幹線網「ふくおかギガビットハイウェイ（FGH）」を民間企業などに無料開放するIT普及施策を実施している。さらに今回の補助金制度により、首都圏などに集中しがちなコンテンツやサービスの地元への集積を促進することで、ブロードバンドサービスを県民が快適に利用できる環境の整備を図る。
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(2003/4/2)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp]