【業界動向】
総務省など、アダルトサイトなどの架空請求メールに関する注意を掲載
■URL
http://www.soumu.go.jp/s-news/2003/030402_1.html (総務省のページ)
http://www.jaipa.or.jp/info/2002/info_030331.html (JAIPAのページ)
総務省は4月2日、“有料番組等の情報料の架空請求トラブル”に関する注意をサイトに掲載した。
これは同省の電気通信消費者相談センターなどに、「利用した覚えのない有料アダルト番組の情報料の高額な請求がメールで送られてきたが、支払う必要があるのか」といった内容の苦情や問い合わせが相次いでいるため、注意を促す目的で掲載したもの。
該当するメールは、「未納料金お知らせ」や「御請求通知」といったサブジェクトで、サブジェクト内に4桁の“整理番号”があるのが特徴だ。本文は“使用したプロバイダーや電話回線から接続されたアダルトサイト利用料金について、運営業者から未納料金の債権譲渡を受けたので、回収を代行します。×月×日までに下記まで入金をお願いします”といった内容で、支払い金額と振込先の口座、連絡先などが記載されている。なお受信者の名前などは書かれていないことが多い。
総務省では上記のようなメールについて、悪質な業者が多数のメールアドレスに無作為に架空請求しているケースと説明。こうしたメールを受け取っても、利用していないのであれば一切支払う義務がないとした上で、「請求には応じない」「メールでの請求に対して、不用意にメールで返信しない」「名前や住所などの個人情報は絶対に教えない」といった対処法をまとめている。また執拗な請求がある場合には、警察などへの相談を薦めている。
また日本インターネットプロバイダー協会(JAIPA)でも、こうしたメールに対する注意よびかけを3月31日より掲載している。
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(2003/4/2)
[Reported by aoki-m@impress.co.jp]
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