【セキュリティ】
トレンドマイクロ、Kazaaを通じて感染するウイルス「AGOBOT.E」を警告
■URL
http://www.trendmicro.co.jp/vinfo/virusencyclo/default5.asp?VName=WORM_AGOBOT.E
トレンドマイクロ株式会社は、ファイル共有ソフト「Kazaa」を通じて感染するトロイの木馬型ウイルス「AGOBOT.E」を警告した。感染するとIRCサーバーに接続し、他のユーザーに対してDOS攻撃を行なう可能性がある。危険度は「低」だが、感染力とダメージは「高」となっている。
ウイルスが実行されると、Windowsフォルダ内に「syschk.exe」という自身のコピーを作成する。また、Windows起動時に自動実行するようにレジストリを変更する。感染は、主にKazaaを通じて行なわれるほか、ネットワーク共有でも行なわれる。ウイルス自身がユーザー名とパスワードのリストを持っているため、ユーザーがパスワードを設定していても感染する可能性があるという。Kazaa上では、「Diablo 2 Item Hack」などのようなゲーム関連ソフトや、アダルトコンテンツを装う。
トレンドマイクロでは、「現在、韓国で数件の感染報告があり、ウイルスを解析中」としている。また、同社ウイルストラッキングセンターでは、日本で4件の感染を報告している。
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(2003/4/8)
[Reported by okada-d@impress.co.jp]
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