【ハードウェア】
ファイアウォールやIDS、アンチウイルス機能を1台で担うゲートウェイ製品
■URL
http://www.nvc.co.jp/news/release/20030410.htm
http://www.fortinet.com/
株式会社ネットワークバリューコンポネンツは10日、米Fortinet社と提携し、同社のセキュリティゲートウェイ製品「FortiGate」の発売を開始すると発表した。
FortiGateは、ファイアウォールやIDS、コンテンツフィルタリング、VPN、アンチウイルスの機能を1つにまとめて提供するゲートウェイ製品。特徴は、Fortinet社が独自開発した専用ASIC(application specific integrated circuit)を搭載し、ウイルス定義ファイル更新の自動化、Webアクセス経由でのウイルス感染を防御する点。
専用ASICを採用したことにより、ソフトウェアによるウイルス対策と比較して、高速化を実現している。ASICとは、特定の目的に特化したメーカー独自設計のIC。この場合、ゲートウェイでのウイルス対策処理やファイアウォールなどに特化して設計されているため、高速処理が可能だ。
また、ゲートウェイレイヤーに設置するため、クライアントレベルでのウイルス対策ソフトでは不安の残る「Webアクセスによるウイルス感染」をブロックすることができる。ウイルス定義ファイルやIDSやコンテンツフィルタリングのパターンファイルは、Fortinet社より週1回程度配信され、FortiGateがインターネット接続時に更新をチェックし、自動的にウイルス定義ファイルの更新を行なう機能を備えている。
料金は、SOHOや中小企業向けの「FortiGate 50」が15万8,000円、最上位機種の「FortiGate 3000」が498万円。ウイルス定義ファイルの更新料が料金の5%となっている。
ネットワークバリューコンポネンツでは、「ファイアウォールやIDS、アンチウイルスなど5種類の機能を1つのアプライアンスで提供できるのが最大の売りだ。1台でこれらの主要サービスをカバーできるため、料金体系なども分かりやすくなる。また、専用ASICを搭載しているため、非常に高速なのも特徴だ」としている。
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(2003/4/10)
[Reported by otsu-j@impress.co.jp]
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