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【業界動向】

ダブルクリック、メール配信などに注力し2003年度の黒字化目指す

■URL
http://www.doubleclick.ne.jp/

ダブルクリックの鈴木代表取締役
 インターネット広告配信を行なうダブルクリック株式会社は、事業概要と2003年度の戦略について説明会を開催した。この3月に同社代表取締役CEOに就任した鈴木和洋氏が説明を行なった。

 同社はネットワーク型広告配信・管理技術「DART」による広告配信事業を展開、インターネット広告業界で高いシェアを持つ。しかし、2002年度は不況によって業界全体が冷え込むのに合わせて業績も伸び悩み、2002年春時点で見込んでいた2003年3月期の黒字化は達成が難しい状況だ。こうした中、2003年3月に前任の木戸孝氏に代わり、新たに代表取締役に就任した鈴木氏は、2003年度における事業黒字化と、中長期に向けた成長基盤の確立を目標に事業展開を図るという。

 具体的には、同社の主流である広告配信サイトネットワーク構築、およびアウトソーシングの「メディア事業」、およびメール配信や広告配信のツールやシステムを提供する「テクノロジーソリューション事業」を、これまで7対3の比率で展開していたが、これを6対4にするべく、テクノロジーソリューションを強化する。具体的にはメール配信ASP「DARTmail」、および大規模顧客向けのメールシステム「ClickM@iler」を主体としたeメールソリューションに注力。SI事業者などと提携し販路を拡大するほか、効果的なメール配信のためのコンサルティングを含めた展開を行なっていく。

 またDARTを用いた広告配信をブロードバンドに対応させ、リッチメディア広告の配信などを実現するという。さらに2002年から増加しているキャンペーン型広告の展開を増やすほか、人件費などコストの削減も併せて行ない、黒字化を図るとしている。

 鈴木氏は「ネット広告は期待されていたほどではないが、それでも伸び続けている市場。ただ、Yahoo! Japanのようなところに広告を出すのは、既存のマス媒体に広告を出すのと変わらなくなっている面がある。今後はデータベースなどと連動させて、1to1マーケティングを行なう形が増えていくのでは。また現在は広告市場とIT市場が重なりあった、新たな市場ができつつある状況でもある。今後はこの新たな市場に向けた新製品投入を図っていくほか、広告代理店、およびSI事業者やコンピューターメーカーなどのITビジネスパートナーの双方のチャネルでの展開も視野に入れていく」と述べた。

ダブルクリックの成長戦略イメージ

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(2003/4/17)

[Reported by aoki-m@impress.co.jp]

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