【調査結果】
イラク戦争でニュースサイトのアクセスが増加。ネットレイティングス調査
■URL
http://www.netratings.co.jp/press_releases/0422_Ranking_J_final.pdf
ネットレイティングス株式会社は、2003年3月度のインターネット利用者動向調査結果を発表した。イラク戦争の影響で、ニュースサイトのアクセスが増加したという。
同社によれば、新聞社のサイトや、ポータルサイトのニュースコーナーなどをまとめた“ニュースカテゴリー”へのアクセスを2月と3月で比べると、リーチ率が家庭からのアクセス(以下家庭)で40.5%から42.2%へ、職場で64.9%から67.2%に増加。訪問者数では家庭で104%、職場で108%増加している。
動きが顕著に表われたのは「Yahoo!トピックス」だ。これは「Yahoo!ニュース」の主要な記事をテーマ別にまとめたコーナーで、Yahoo! Japanのトップページや各ニュース記事に1行見出しでリンクを表示。見出しのキャッチーさやニュースに効率よくアクセスできることから、注目度の高いコンテンツとなっている。
このYahoo!トピックス内で、3月は「イラク戦争」トピックのアクセスが急増。特に戦争が始まった3月17~23日の週では、Yahoo!トピックスにおける訪問者比率で、職場・家庭とも「イラク戦争」が1位となった。その前週は職場が18位、家庭が20位で、アクセスが急増した結果が明らかになっている。また家庭は前週10.5%から35.8%、職場は15.4%から63.2%と、特に職場からのアクセスが急増していた。なお3月全体では、「芸能界」(39.95%)、「吉本興業」(36.87%)に次いで、「イラク戦争」(30.25%)が3位となっている。
ネットレイティングス代表取締役の萩原雅之氏は、「米国や欧州では『CNN.com』のようなグローバルサイトが大幅にアクセスを増やしたが、日本では新聞社サイトや『Yahoo!ニュース』などからイラク戦争関係のニュースをチェックしていたようだ。Yahoo!ニュースでは通常、芸能・スポーツ関連のトピックがアクセスの上位を占めるが、3月はこれに加えてイラク戦争関連に関心が集まり、ニュースカテゴリー全体のアクセス増につながった」と分析している。
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(2003/4/22)
[Reported by aoki-m@impress.co.jp]
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