【セキュリティ】
レッドハット、Linuxサーバーの自動アップデートシステムを社内構築する製品レッドハット株式会社は24日、Linuxサーバーのアップデートを自動化するシステムを社内構築可能なソリューション「Red Hat Enterprise Network Satellite」(以下Satellite)と「Red Hat Enterprise Network Proxy」(以下Proxy)を販売開始した。価格は、Satelliteが300万円、Proxyが150万円。 「Red Hat Enterprise Network」は、Linuxサーバーのセキュリティホール対応や機能強化などを目的としたソフトウェアアップデートを自社内で行なうためのソリューション製品。エンタープライズ向けのLinux OS「Red Hat Enterprise Linuxファミリ」には、標準でRed Hatのサーバーにアクセスするアップデート機能が提供されているが、今回の製品により、自社内にアップデートのシステムを構築できる。外部との通信を行なわずにアップデートが可能となるため、特にセキュリティが重要な業務においては、セキュリティの向上が図れる。また、外部との通信が不要となるため帯域の節約にもなるとしている。 Satelliteは各Linuxサーバーのハードウェア情報やインストール情報を管理するデータベースと、Red Hat社のRed Hat Enterprise Networkサーバー上にあるアップデートコンポーネントを自社内に構築するための製品。全ての情報を社内で管理でき、ユーザー独自のアップデート用ソフトウェアの配布も可能となる。 Proxyは、Red Hat社のRed Hat Enterprise Networkサーバーにあるアップデートコンポーネントをローカルに保持する機能を持つ。Linuxサーバーのアップデート時、各サーバーが個別にインターネットを経由してRed Hatのサーバーからコンポーネントをダウンロードするのではなく、社内のProxyサーバーからダウンロードできるようになる。このため、インターネットに接続されていないサーバーのアップデートにも対応可能となる。 ◎関連記事 (2003/4/24) [Reported by 釜谷 建] |
|