【業界動向】
Wi-Fi Alliance、はじめてのWPA認定製品を発表
■URL
http://www.wi-fi.org/OpenSection/ReleaseDisplay.asp?TID=4&ItemID=137&StrYear=2003&strmonth=4
Wi-Fi Allianceは29日、はじめてのWi-Fi Protected Access認定(WPA Certified)製品を発表した。これらの製品はWi-Fi Allianceが設定したWPA相互運用性テストに合格したことを意味しており、これまで使用されてきた無線LANの標準的セキュリティソリューションであるWired Equivalent Privacy(WEP)よりも安全なWPAを安定して使用することができる。
WPAはIEEEが設定したセキュリティ標準規格IEEE 802.11iのサブセットであり、脆弱性を持つWEPからIEEE 802.11iに移行するまでの暫定的なセキュリティソリューションであると考えられている。今回認定されたのはAtheros、Broadcom、Cisco、Intel、Intersil、Symbolのレファレンスボードや製品である。
WPA認定製品がはじめて世に出ることについてWi-Fi Allianceの会長であるDennis Eaton氏は、「WPAが使える製品は5月に出荷される予定で、今年後半にはWi-Fi認定PCとPC周辺機器にはWPAのサポートが要求されることになる。我々はWi-Fi認定製品メーカーがその製品向けのソフトウェアアップグレードを提供することを期待している」とコメントした。
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(2003/4/30)
[Reported by 青木大我 (taiga@scientist.com) ]
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