【N+Iレポート】IT不況を反映？　N+I展示はセンターホールのみ

■URL
http://www.interop.com/lasvegas2003/

　N+Iは、さまざまなネットワーク関連のテーマを解説するコンファレンスとメーカーの展示からなるイベントである。ラスベガスでイベントを行なう理由は、このコンベンションセンターの巨大な展示スペースを使うことの他、多くのホテルがあり、来場者が多くとも宿泊施設に困ることがないことが挙げられる（もっとも、かつてのCOMDEXは、このラスベガスのホテルをほとんど埋め尽くしたこともあるのだが）。

　しかし最近では、ほとんどのイベントがこのコンベンションセンターの展示スペースを使い切ることができないでいる。展示会場を埋め尽くせるのは現在では1月のCESぐらいのものである。このN+Iも、今回は、センターホールのみで、その北と南にある展示スペースは使われない。

　会場では、Cisco SystemsのようないかにもN+Iらしいメーカーから、ネットワークにもITにも関係ない自動車メーカーのベンツまで、さまざまなメーカーが展示を行なう。

　今回の全体的な印象としては、Ciscoや3Comといったネットワーク系の大手メーカーと、多少でもネットワークに関係ある小型ファイルサーバーアプライアンスなどを出展する小さなメーカーの大きく2極に分かれた感じである。ブースの規模が出展企業の大小を決めるわけではないのだが、小さなブースの方は、N+Iでなくてもよさそうなものを展示する小さなメーカーも少なくない。

Cisco Systemsのようなメーカーは、スイッチやルーターなどのネットワーク機器を展示。いかにもN+Iという感じだ

マイクロソフトは、CESやComdexと同じく、一番入り口近くの良い場所に出展。今回はWindows Server 2003や開発中のOffice 2003を展示していた。特にOffice 2003は評価用キットを山積みして配っていた	最近、IT系のイベントになぜか、ベンツ社が出展している。会場横の大きな駐車場で試乗させてくれて、意外に人気がある。ただし、出展している内容はネットワークとは何の関係もない

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(2003/5/1)

[Reported by 塩田紳二]