【セキュリティ】
「Adobe Acrobat 5.0.5」に任意のコードを実行できる脆弱性
■URL
http://www.adobe.com/support/downloads/detail.jsp?ftpID=2121 (英文)
http://www.adobe.com/support/downloads/detail.jsp?ftpID=1438 (英文)
米Adobe Systemsは、同社のPDF作成ソフト「Adobe Acrobat 5.0.5」に任意のコードを実行できる脆弱性があると発表した。対象OSは、Windowsに限られる。
脆弱性は、Acrobat 5.0.5において悪意のあるPDFドキュメントを開いた際に、任意のコードを実行できる可能性があるというもの。原因は、Acrobatに搭載されたJavaScript解析エンジンにあるという。
この問題は、Windows版の「Acrobat 5.0.5」に存在し、5月末に発売が予定されている最新版「Acrobat 6.0」では修正されている。また、読み取り用の「Acrobat Reader」は影響を受けない。Adobeによると、現在のところ、この脆弱性を利用した攻撃やウイルスは発見されておらず、ユーザーからの被害報告も受けていないという。
対策には、同社がWebサイト上で提供している修正パッチを導入することで解決する。また、パッチの詳細な適用方法についても同社Webサイト上で詳細に説明されている。
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(2003/5/2)
[Reported by otsu-j@impress.co.jp]
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