【セキュリティ】
NAC、4月のウイルスランキングTOP10を発表■URL 日本ネットワークアソシエイツ株式会社(NAC)は2日、4月度のウイルス届出状況を発表した。Klezがやや落ち着きを見せているものの、依然として1位に根強く残っている。 NACのウイルスランキングでは、同社ウイルス対策製品による検出結果をまとめたランキングと、オンラインでウイルス検知・除去などが行なえる「VirusScan ASaP」の検出結果をまとめたランキングの2種類を発表している点が特徴。 ウイルス対策製品による検出結果では、「W32/Klez.h@MM」が1位で292件(前月299件)、「VBS/Redlof@M」が2位で155件(同150件)、「X97M/Laroux.a.gen」が3位で132件(同111件)となっており、上位に特に目立った変化はなかった。またNACは、4位に入ったトロイの木馬型ウイルス「JS/NoClose」を注目すべきウイルスとして取り上げている。JS/NoCloseはJavaを利用したウイルスのため、どこかのWeb上に仕掛けられている可能性が高いという。 一方「VirusScan ASaP」の検出結果では、1位が「VBS/Redlof@M」で53万5,073件(前月55万8,242件)、2位が「W32/Nimda.eml」で11万8,335件(同3万9,299件)、3位が「W32/Elkern.cav.c」で9万8,524件(同10万6,546件)だった。 NACの技術統括部長加藤義宏氏は、「今月はマイクロソフトから緊急の脆弱性『MS03-015』と『MS03-014』が報告された。これらの脆弱性は、今後ウイルスに利用される可能性が高いため、パッチの適用を推進すると共に、この脆弱性を利用したウイルスに対する警戒が必要だ」と語っている。
◎関連記事 (2003/5/2) [Reported by otsu-j@impress.co.jp] |
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