【業界動向】
日本IBM、日米欧を結んだ大規模グリッドの検証機能を提供
■URL
http://www-6.ibm.com/jp/NewsDB.nsf/2003/05091 (発表資料)
http://www-6.ibm.com/grid/jp/
日本IBMは9日、グリッドコンピューティング関連事業を強化すると発表した。日米欧を結んだ大規模グリッドシステムの検証機能を提供するほか、農業化学分野などの新ソリューションも提供する。
検証機能は、千葉県千葉市にある同社の「e-ビジネス・オンデマンド・デザイン・センター」と米国ポキプシー、フランスのモンペリエの3拠点を結んで提供されるもの。グリッドシステムの構築を検討する企業が、同センターを通じて事前にグリッド環境を検証できる。
新たに提供するソリューションは、エレクトロニクス産業、高等教育、農業化学の3分野。異機種混合環境でグリッドの標準仕様であるOGSA(Open Grid Services Architecture)に対応するようデザインされているという。なお、IBMではすでに1月、航空・宇宙産業、自動車産業、金融市場、行政機関、ライフサイエンスの5分野について、グリッドコンピューティングを用いたソリューションを発表している。
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(2003/5/9)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp]
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