【業界動向】
ジャパンネットバンク障害での店頭対応は300件以上に
■URL
http://www.japannetbank.co.jp/
http://www.japannetbank.co.jp/aboutus/030509.html (9日状況についてのリリース)
http://www.japannetbank.co.jp/service/failure030511.html (一連の障害に関するリリース)
ジャパンネット銀行株式会社(以下JNB)は、5月8~9日に発生したシステム障害についての説明を同行サイトに掲載した。また4月末からの一連の障害に関する経過報告も併せて掲載している。
同行によれば、5月8~9日の障害は、データベースサーバーの動作処理を行なうプログラムの障害に起因しているという。復旧に時間がかかったのは、まず障害の原因特定に時間を要したこと、さらに復旧作業中に新たに修復が必要な箇所が見つかったことなどが原因としている。JNBでは5月3~5日に回線増強を行なっているが、その際に同時に行なったシステム増強に原因があるとの見方が強まっている。なお同行のシステムは富士通が担当し、データベースサーバーは日本オラクルのものを利用している。
この障害に関して、三井住友銀行の各支店で行なった対応は、現金引出しが336件で金額的には約4,500万円。振込み依頼(9日付けで振込み予約をしていたものの代行処理)は約2,700件、約3億円に上ったという。通常の場合、ATM利用が1日平均約1万5,00件、振込みが約5万件のため、JNB利用者の多くが他行で処理を行なったか、手続きを延期した可能性が高い。
同行ではシステムの総点検や再発防止策を含め、追って抜本的な対策を発表する方向だ。
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(2003/5/12)
[Reported by aoki-m@impress.co.jp]
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