【業界動向】
情報家電でFlashを利用可能に~ACCESSとMacromediaがライセンス契約
■URL
http://www.access.co.jp/press/030522.html
株式会社ACCESSと米Macromediaは22日、ACCESSの組み込みブラウザー「NetFront」に「Macromedia Flash」を搭載するためのライセンス契約を締結したと発表した。PDAやカーナビをはじめとした情報家電でFlashが利用できるようになる。
PDAやカーナビのほか、テレビやセットトップボックス、ゲーム機、キオスク端末など、1995年の発売以来230機種/約8,600万台の搭載実績があるというNetFrontだが、最近では情報家電メーカーからマルチメディアフォーマットへの対応を求める声が増えてきているという。すでにRealOne Playerのコアエンジンにあたる「Helix DNA Client」や、PDFファイルを利用するための「Adobe Reader(旧Acrobat Reader)」の搭載を発表しており、今回のFlash対応も、これらに続くNetFrontのマルチメディアエクステンションのひとつにあたる。
なお、ACCESSでは以前にも家庭用ゲーム機に搭載するNetFrontでFlash対応版を開発したことがあるが、広範な製品にわたるライセンス締結は今回がはじめて。今後、情報家電メーカーからの要求に応じてカスタマイズして供給していく。夏から秋にかけて行なわれる展示会でFlash対応のNetFrontを公開する予定だとしており、実際にこれが組み込まれた製品が出回るのはそれ以降になる見込みだ。
◎関連記事
■次世代情報家電やモバイル機器に「RealVideo 9」などを提供
■ACCESSと米Adobe、携帯機器でPDFファイルを利用可能に
(2003/5/22)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp]
|