【ソフトウェア】
アークン、秘匿と共有を両立した暗号システム「DataClasys ProjectOffice」
■URL
http://www.ahkun.jp/n030522.html
株式会社アークンは23日、必要なメンバー間でのみ共有できる暗号システム「DataClasys ProjectOffice(以下、DCPO)」を6月9日より販売開始すると発表した。参考価格は、1年間の使用許諾付きで30万円/30クライアントから。
DCPOは、社内文書を極秘・部外秘・社外秘などの機密区分した上で、イントラネット上でデジタル情報を秘匿・共有・管理・運用できるソフト。暗号には、128bitの共通鍵暗号方式と1024bitの公開鍵暗号方式を組み合わせたシステムを採用している。従来の暗号化システムでは、ハードディスク・ファイル単位などでの暗号化は可能だったが、暗号化しつつ共有するという、秘匿と共有を両立したソフトは初めてだという。
利用者は、DCPOの鍵情報ファイルをひとつ持つだけで複数の権限で暗号・復号が行なえる。暗号・復号の権限はサーバー上で一元的に管理されており、利用者の退職・異動時や鍵の紛失・破壊などが発生した際には、サーバー上の設定だけで対応が可能。対応OSは、クライアント側がWindows XP/2000/NT/Me/98、サーバーやマネージャークライアントはWindows XP/2000となっている。
アークンでは、ISMS・BS7799などの情報セキュリティ認証基準の取得を前提とした組織向けに「DataClasys Enterprise」を8月に発売する予定だ。
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(2003/5/23)
[Reported by otsu-j@impress.co.jp]
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