【業界動向】
XMLコンソーシアム、コンテンツ権利処理のXML標準勧告案を公開
■URL
http://www.xmlconsortium.org/wg/ContentsBusinessXML/
XMLコンソーシアムと財団法人デジタルコンテンツ協会は26日、コンテンツの配信許諾および利用許諾取引の標準となる「ContentsBusinessXML」勧告案を公開した。6月26日まで一般からの意見募集を行ない、最終的な勧告を出す予定だ。
勧告案は、配信事業者とコンテンツホルダー間の配信許諾の取引に使用するメッセージ4種(コンテンツ配信許諾申請、コンテンツ配信許諾回答、コンテンツ配信実績報告、コンテンツ使用料請求)、およびコンテンツホルダーと権利者団体間で著作物の利用許諾の取引に使用するメッセージ4種(著作物利用許諾申請、著作物利用許諾回答、著作物利用実績報告、著作物使用料請求)から構成される。
XMLコンソーシアムによると、コンテンツ流通のための権利処理過程では、人間によるさまざまな取引手順や、紙ベースの取引伝票による事務作業が行なわれており、負担となっていた。今回の勧告案では、ブロードバンド化にともなう映像コンテンツの需要拡大を考慮に入れ、現行のルールや慣習に即したXMLデータの体系化を行なっている。
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(2003/5/26)
[Reported by okada-d@impress.co.jp]
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