【業界動向】
米HPと米Jabber、IMソリューションの販売と共同開発で提携
■URL
http://www.jabber.com/news_press_release_template.php?title=Jabber%2C+Inc.+Announces+Global+Agreement+with+HP(英文)
インスタントメッセージプラットフォームの米Jabberは27日、米HewlettPackard(HP)がJabberの世界的なディストリビューター、また開発パートナーとなったことを発表した。
合意内容によるとHPとJabberの両社は、Microsoft Windows 2000、2003 Enterprise Server、HP-UXプラットフォーム上のJabberの共同開発を終えており、すでに市場に出ているJabberのLinuxプラットフォーム向け製品とともに、今年第2四半期以降世界中の顧客に向けて共同で販売。HPはJabberのXMLベースのメッセージングアーキテクチャをもとに、顧客企業のニーズにあったカスタマイズサービスも併せて提供する。
Jabber,IncによるとJabberオープンソースプロジェクトによって現在約26万のサーバーが世界中で運用されており、利用者数は700万から1000万人と推定される。Jabber,Incの顧客にはFranceTelecom、EarthLink、HP、AT&Tなどが含まれ、同社の出資者にはFranceTelecom、Intel Capital、Webb Interactiveなどがいる。Jabberはインスタントメッセージプラットフォームとしては個人ユースの多いMSN MessengerやYahoo Messengerとは異なり、顧客企業のニーズに合わせて実装するビジネス用途をメインにしている。今回HPのような世界的なソリューション企業と提携したことによりJabberは大きな後ろ盾を得たことになる。
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(2003/5/28)
[Reported by 青木大我 (taiga@scientist.com) ]
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