【セキュリティ】
米ISS、世界初のIPv6対応の侵入探知、ファイアウォール製品を発表
■URL
http://www.iss.net/issEn/delivery/prdetail.jsp?type=&oid=22408(英文)
米Internet Security Systems(ISS)は9日、世界で初めてIPv6に対応した、侵入探知・脆弱性探知・ファイアウォール機能などを統合した「Dynamic Threat Protection」プラットフォームを発表した。
Dynamic Threat Protectionプラットフォームでは「ISS RealSecure Network7.0」アプリケーションと「Proventia Protection Appliance」が含まれており、双方とも複数のIPv6規格やトンネルメカニズムに対応している。この製品にはIPv6にカプセル化されているIPv4プロトコルをデコードし攻撃探知する能力がある。
こうした製品の必要性についてISSが保有するセキュリティインテリジェンス機関X-Forceの副社長Chris Rouland氏は「多くのIPv4ネットワーク管理者は、IPv6を使った攻撃を防御することに関してすでに遅れている。IPv6をサポートあるいは認識する準備ができていない企業やベンダーは、IPv6による強力な攻撃に対して準備できていないということだ。ハッカーたちはすでに新しいIPv6サービスを積極的に利用しており、IPv6に対するこのような認識不足を自らの利益にすり替えている」と指摘した。
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(2003/6/10)
[Reported by 青木大我(taiga@scientist.com)]
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