【セキュリティ】
EDコントライブ、ドキュメントの不正利用を防ぐサービス「Safety Disclosure」
■URL
http://www.ed-contrive.co.jp/html/new_info/pressreleases/030609.html
http://www.ed-contrive.co.jp/sd/
イーディーコントライブ株式会社(以下、EDコントライブ)は9日、ドキュメントデータの安全な公開や配布を支援するサービス「Safety Disclosure(以下、SD)」を開始すると発表した。
SDは、CD-ROMに記録したドキュメントデータの改ざんやコピー、印刷に対して制限をかけることができる技術。対象となるドキュメントデータは、エクセルやワード、PDFとなっており、今後は対象となるファイルを拡大していく予定。SDによってコピー防止処理されたコンテンツは、CD-ROMからHDへコピーすることはできるものの、クリックしても立ち上がらないため、実質的にコピー先のメディアからは利用できない。そのほか、スクリーンショットや印刷も制限することができる。
EDコントライブは、2002年2月よりCD-ROMの不正コピー防止技術「Proring」を提供しているが、ProringではCD-ROMの不正コピーは防げるものの、ファイル単位でのHDへのコピーは行なえていた。今回SDを開発し、ドキュメントデータ単位でのコピー防止が行なえることにより、より高度なコンテンツの不正利用の防止を目指す。
サービス対象は、PDFで作成した各種書類データやエクセル形式の名簿やマニュアルなど、CD-ROMで配布するものの、2次利用を防ぎたいコンテンツを対象に提供する。具体的なサービスの内容は、コピーを防止したいコンテンツをEDコントライブに渡すと、CD-ROMの作成やケースの作成、不正コピー防止作業やパッケージまで込みで提供される。価格は、最少ロットの100枚で29万8,000円から。
EDコントライブの山口征浩取締役は、「現状、CD-ROMに保存して名簿や重要な情報を配布する場合が多くあるが、保護されていないために情報漏えいする可能性が高い。コンテンツ保護の観点からも、電子出版や研究資料、教材などでこのサービスを利用してほしい」と語った。
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(2003/6/10)
[Reported by otsu-j@impress.co.jp]
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