【業界動向】
米Microsoft、米英で15件のスパム訴訟を提訴
■URL
http://www.microsoft.com/presspass/press/2003/Jun03/06-17SpamEnforcementPR.asp (プレスリリ-ス・英文)
http://www.microsoft.com/presspass/exec/bradsmith/06-17SpamEnforcement.asp (副社長などの講演・英文)
http://www.microsoft.com/presspass/press/2003/Jun03/0617SpamEnforcementFS.asp (スパムの手口・英文)
米Microsoftは17日、悪質なスパム業者に対して米英で合わせて15件のスパム訴訟を開始したと発表した。
今回対象となった訴訟は、米国で13件、英国で2件。これらの詳細な手口は、MicrosoftのWeb上で公開されている。例えば、米国ではHotmailからの案内メールを装ったものやアダルトサイトの案内、Microsoftから警告が出されても継続してスパムメールを送信し続けたケースなどが挙げられている。一方、英国のケースは不正にMicrosoftドメインのメールアドレスを取得しようとして、コンピュータで生成した300万通以上のメールを送信し、Microsoftのメールサーバーに負担をかけた件などである。
Microsoftでは、スパムを世界的な問題として、技術的な解決や業界の自主規制、法的な規制などで立ち向かわなければならないとしている。同社上級副社長のBrad Smith氏によれば、「訴訟の対象となったスパムメールは、34カ国での調査に基づく。スパム業者は、MSNとHotmailのユーザーに対して20億通以上のスパムメールを送信した」という。
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(2003/6/18)
[Reported by okada-d@impress.co.jp]
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