海賊版ソフトの“販売代理店”、兵庫県警などが摘発
兵庫県警生活経済課などは18日、海賊版ソフトウェアを組織的に販売していた大阪市枚方市の男性（51歳）ら3人を著作権侵害の疑いで逮捕した。捜査に全面的に協力していた社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会（ACCS）が同日発表したところによると、男性は自ら「Y's MEDIA」というWebサイトで海賊版を販売していたほか、“販売代理店”も募集していた。
逮捕されたのは、この男性のほか、代理店として参加していた兵庫県芦屋市の男性（34歳）と兵庫県神戸市の女性（51歳）。代理店のWebサイトにもY's MEDIAと同一の内容が掲載され、売上に応じて代理店運営者にも利益が入る仕組みとなっていた。代理店は2クラスが設定されており、Y's MEDIAに支払う加盟料が10万円の場合は売上の50％、5万円の場合は25％が代理店運営者の利益となる。今回逮捕された2人のほか、判明しているだけでも約30件の代理店が確認されているという。
今回の摘発の対象となったソフトは、「Adobe Acrobat 5.0」「Microsoft Office v.X for Mac」など。代理店サイトのほか、Yahoo!オークションも悪用していたことが判明しているという。
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(2003/6/19)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp]