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【スパム対策】

NAC、中小企業向けのスパムメール対応製品「SpamKiller ESB」

■URL
http://www.nai.com/Japan/products/mcafee/spamkiller.asp

 日本ネットワークアソシエイツ株式会社(以下NAC)は、企業向けのスパムメール対応製品「McAfee SpamKiller for Microsoft Exchange Small Business」日本語版(以下SpamKiller ESB)を6月20日より販売開始する。価格は1ノードあたり3,240円~。

 これは中小規模の事業所を主対象とした製品で、500ユーザー以下のメールボックスを持つMicrosoft Exchangeにインストールして利用する。サーバに届くすべての受信メールをスキャンし、既定ルールに基づいてスパムメールを自動的に検出、隔離する機能を提供する。スキャンには、米Network Associatesが今年1月に買収したDeersoftによるスパムメール対策技術「McAfee SpamAssassinエンジン」を利用。独自のスパムメール評価システムを持つこのエンジンによって、インストール直後でも検出率が95%、誤検出率0.05%未満という、高精度かつ高速なスパムメール処理が実現できるという。

 スパムメールの検出は、以下の技術を用いて行なわれる。

  • 受信メールのヘッダー、レイアウト、構成から、アルゴリズムによってそのメールがスパムかどうかを判断する「整合性分析」
  • 既知のスパムメールの特徴をもとにルールを自動的に作成し、新種のスパムメールにも自動で対応する「ヒューリスティック検出」
  • 管理者定義の語句を用いて、迷惑メールや不適切なコンテンツを識別する「コンテンツフィルタリング」
  • 管理者やユーザーの定義によって、メールを受信したくない/してもよい送信者を決定する「ブラックリスト/ホワイトリスト」
  • “以前に受け取ったメールがスパムではない送信者”からの新規メッセージのスパム評価を自動調整する「自己調整機能」

 またユーザーの「Outlook」の連絡先フォルダと同期し、連絡先フォルダに登録されているメールアドレスからの受信メールは正規メールとして認識することで、誤認識を防ぐ機能もある。なお検出されたスパムメールは、専用のジャンクメールフォルダに配信され、フィルタリング後に確認することも可能だ。

 SpamKiller ESBの価格は利用するユーザー(ノード)数によって異なり、1~24ノードで1ノードあたり5,100円、250~500ノードで3,240円となる。

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米NAIが迷惑メール対策技術の米Deersoftを買収

(2003/6/19)

[Reported by aoki-m@impress.co.jp]

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