【セキュリティ】
Windows 2000 Serverの「nsiislog.dll」にまた任意のコードが実行される脆弱性
■URL
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/ms03-022.asp
マイクロソフト株式会社は26日、Windows 2000 Serverに任意のコードが実行される可能性のある脆弱性「MS03-022」があると発表した。同社では危険度を“重要”と認定している。
問題は、Windows 2000 Serverに含まれているストリーミングメディアサーバー機能「Windows Mediaサービス4.1」に含まれるISAPIエクステンションの「nsiislog.dll」に、任意のコードが実行できる脆弱性があるというもの。
ISAPIエクステンションは、ISAPI(Internet Services Application Programming Interface)を介して、IISに機能を付加できる機能。「nsiislog.dll」には、5月29日にも任意のコードが実行される脆弱性が発見されている。
具体的には、Windows 2000 Serverで「Windows Media サービス 4.1」を有効にしており、さらにIISを稼動させている環境で、細工が施されたHTTPリクエストを送信されると発生する。Windows NT 4.0/XP/Server 2003では影響を受けない。また、Windows 2000 Serverでも、デフォルトでは「Windows Media サービス 4.1」がインストールされていないため、ユーザー自身が追加インストールしていない限り、影響を受けない。
問題を修正するためには、マイクロソフトより提供されている修正パッチを適用すればよい。修正パッチは「Windows Update」や同社Webサイト上からダウンロードできる。ただし、この修正プログラムはアンインストールできないので、適用時には注意が必要
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(2003/6/26)
[Reported by otsu-j@impress.co.jp]
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