【セキュリティ】
Windows Media Player 9に情報漏えいする可能性のある脆弱性
■URL
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/ms03-021.asp
マイクロソフト株式会社は26日、Windows Media Player 9(以下、WMP9)に情報漏えいする可能性のある脆弱性「MS03-021」を公開した。同社ではこの脆弱性を“警告”と評価している。
この脆弱性は、WMP9に含まれるActiveXコントロールの問題により、ユーザーのPC上のメディアライブラリに含まれるメタデータを表示・操作できるというもの。攻撃者がこの脆弱性を悪用するために、Webサイト上に悪意のあるスクリプトを埋め込むと、そのサイトを訪れたユーザーは、メディアライブラリに登録されているメタデータ(音楽やDVDの再生リストなど)の内容を読まれたり、変更される可能性がある。ただし、PC上のほかのデータを読み書きされたり、任意のコードを実行されたりすることはない。
影響を受けるバージョンは、Windows Media Player 9シリーズのみ。Windows Media Player 6.4/7.1/8.0は影響を受けない。
問題を修正するためには、マイクロソフトより提供されている修正パッチを適用すればよい。修正パッチは「Windows Update」や同社Webサイト上からダウンロードできる。
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(2003/6/26)
[Reported by otsu-j@impress.co.jp]
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