【ソフトウェア】
「Netscape 7.1」リリース、国際化ドメイン名を標準サポート
■URL
http://wp.netscape.com/ja/browser/index.html
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新機能の「文字入力即ページ内サーチ」でページ内を検索してみたところ。入力した文字列は、ダイアログウインドウの代わりにステータスバー部分に表示される |
米Netscape Communicationは米国時間の6月30日、Webブラウザーの最新版「Netscape 7.1」をリリースした。パフォーマンスアップや不具合の修正が施されたほか、国際化ドメイン名(IDN)を標準サポートするなどの新機能も搭載された。現在、英語版のWindows用/Mac用/Linux用がダウンロード公開されているが、日本語版はWindows用のみ。近日中にMac用とLinux用が公開される予定だ。
Netscape 7.1は「Mozilla 1.4」をベースにしており、7.02以降の数千にも及ぶ不具合を修正。安定性やパフォーマンスが向上しており、ページの表示速度を7.02と比較すると、Mac OS X用で63~84%、Windows用で15~68%、Linux用で21~37%高速化しているという。
IDNへの対応は新機能の目玉とも言えるもので、RFCで標準化されたエンコード方式「Punycode」をサポート。プラグインソフト不要で日本語JPドメイン名をはじめとするIDNのWebサイトにアクセスできるようになった。
なお、日本語JPドメイン名を管理する日本レジストリサービス(JPRS)が、DNSをRFCに準拠したPunycodeに切り替えるのは7月10日となっている。Netscape 7.1のデフォルト状態から日本語JPドメイン名のWebサイトにアクセスできるのは、同日以降となる。
このほかの新機能としては、ページに入りきらない画像のサイズの自動調整機能や、ダイアログを開かずにページ上でキーワードを直接入力して検索できる「文字入力即ページ内サーチ」、ジャンクメールコントロール機能などが追加されている。
◎関連URL
■NetscapeでRFC準拠の日本語JPドメイン名が参照可能に(JPRS)
http://jprs.jp/info/notice/030701.html
◎関連記事
■Netscape、次期リリースで国際化ドメイン対応へ
(2003/7/1)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp]
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