【サービス】
タビニ、eチケットのオンラインサービスを開始
株式会社タビニは15日、主要航空会社9社のeチケット取り扱いを7月17日より完全オンライン対応で開始すると発表した。これにより、海外航空券の予約・購入がすべてオンライン上で一括処理できるワンストップサービスが実現する。 eチケットとは、紙製の航空券を発行することなく、フライト予約と電子化された航空券の購入が行なえるサービス。タビニのeチケットサービスでは、予約確認画面をプリントアウトし、パスポートとともにチェックインカウンターに提示すれば、航空会社の予約管理システムの発券記録と照合されて搭乗手続きが完結するため、紙製の航空券が郵送されてくる必要がない。 通常の航空券予約の場合では、予約を行なった航空会社や旅行代理店から航空券が郵送されてきて、その航空券とパスポートを搭乗日に航空会社のチェックインカウンターへ提出するという流れになっている。このため、航空券を紛失した際には航空会社へ直接行き、再度発券して貰わなければならなかったほか、郵送を伴うために搭乗間際に購入する“間際発券”ができなかった。 サービス開始当初は、JAL、ANA、ノースウエスト航空、ユナイテッド航空、アメリカン航空、ブリティッシュ・エアウェイズ、コンチネンタル航空、ルフトハンザドイツ航空、スカンジナビア航空の計9社が対応し、今後順次追加していく予定だ。 eチケットになることによるユーザー側のメリットには、従来出発4日前までしか購入できなかった航空券が出発48時間前まで購入が可能になる(ただし、クレジットカード決済のみ)ほか、航空券の郵送などが必要ないために紛失や盗難の心配がなくなる点や、航空会社によっては独自のeチケット専用カウンターや自動チェックイン機が用意されており、搭乗手続きを短縮することができる点などが挙げられる。また、航空会社も航空券の郵送料を削減できるほか、予約時と搭乗時のDB連結が容易になり、結果としてコスト削減が図れるメリットを享受できるという。 タビニ社長の椎名俊造氏は、「今年は、イラク戦争やSARSの影響で旅行業界の先行きを読むことが難しいが、当社がターゲットとしている個人旅行者には、比較的影響が少ないように感じる。今回eチケットが導入されたことにより、航空券の予約・購入が“完全”にオンラインで一括処理できるようになった。今後対応航空会社を拡充していき、サービスの幅を広げていきたい」と語った。
◎関連記事 (2003/7/15) [Reported by otsu-j@impress.co.jp] |
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