コンテンツ配信技術の米Akamai Technologiesが先週末29日、NASDAQ市場に新規公開(IPO)した。
1株あたりの公募価格は、当初の16‐18ドルから21-23ドルに引き上げられ、結局26ドルに決定。公募株数も600万株から800万株に引き上げられ、結局900万株に引き上げられる人気ぶりだった。初日取引終値は145 3/16ドルと、公募価格比119 3/16ドル高と5.6倍の高騰。高値は166ドルまであった。公募価格に対する初日終値の上昇率では、10月22日IPOのSycamoreの記録を抜いて、米国史上第4位となった。
Akamaiは、大規模なトラフィックを分散させてWebサイトのコンテンツを効率よく配信するサービスを提供している。同社には、AppleやCiscoなどが出資しており、顧客にはYahoo!やCNNなどがある。ちなみに、Akamaiとはハワイ語で知的、賢い、クール、洗練などの意。
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('99/11/1)
[Reported by betsui@impress.co.jp]