マイクロソフトは8日、松下電器産業やパイオニアなど国内大手メーカーの製品がWindows Media 9に対応したと発表した。千葉県・幕張メッセで開催中の「CEATEC JAPAN 2003」では、対応製品が参考出品されている。
今回、新たに対応が発表された製品は、松下電気産業のブロードバンドTVチューナー「Broadnow mini」や、パイオニアの7.1ch AVアンプ「VSA-AX10Ai-N」など。名称は未定だが、NECアクセステクニカのブロードバンド対応セットトップボックスや、三洋電機のポータブルデジタルレコーダーなども発表されている。
マイクロソフト Windows Digital Media部門担当ゼネラルマネージャーのAmir Majidimehr氏は、「Windows Media 9シリーズに大手メーカーの家電製品が対応しはじめたことで、ユーザーにとってPCと家電の連携がより密接になる。マイクロソフトでは今後もPCと家電の連携を推進し、コンシューマーサービスに貢献していきたい」と意気込みを語った。
CEATEC JAPANで参考出品されていたBroadnow miniは、Windows Media 9フォーマットのコンテンツを再生できるブロードバンドTVチューナー。会場ではデモンストレーションが実施されていた。スタッフによると、「家庭での回線がADSLであることを想定し、最大2Mbpsまでのデータ伝送に対応している。ファンレス構造で静音化したため、一般家庭だけでなくホールなどで業務向けの利用も可能だ」という。
松下ブースではこのほか、マイクロソフトと共同で策定したデジタルコンテンツの統一フォーマット「HighMAT」に対応したAV製品群を展示していた。
各社ブースでもWindows Media 9に対応した家電製品が展示。マイクロソフトによれば、対応デバイスの総数は400種類以上に達したという。
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液晶ディスプレイの下にあるのが「Broadnow mini」
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HighMAT対応製品群
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関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=1727
松下電器産業
http://panasonic.jp/
パイオニア
http://www.pioneer.co.jp/
CEATEC JAPAN 2003
http://www.ceatec.com/ja/2003/
・ 【CEATEC JAPAN 2003】NEC、10分で設定可能なWindows Media用ストリーミングサーバー(2003/10/08)
( 鷹木 創 )
2003/10/09 15:54
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