「Security Solution 2003」のソニーブースでは、指紋認証や64MBストレージ、USBトークンの3種類の機能をひとつにまとめたデバイス「PUPY(FIU-810-N03)」を展示している。
新型PUPYは、本体に32bitCPUや64MBのフラッシュメモリ、登録照合LSIを搭載し、指紋照合に必要な機能をすべて搭載したUSBトークン。Windows標準のドライバを搭載しているため、USBポートに挿すだけで使用できる。また、指紋情報などの認証情報は、64MBのメモリ内に保存しておくため、PCから情報が漏えいする心配がない。対応OSは、Windows XP SP1/2000 SP3。
電子署名を運用できるソフトウェア「Puppy Internet Token」とPCセキュリティソフトウェア「PUPPY Suite 2.0」を搭載しているため、特定のアプリケーションやWebサイトの利用時に必要なIDとパスワードをPUPPY内に登録しておくことができる。また、Windowsログオン時の指紋認証や、保存ファイルの暗号・復号化、スクリーンセーバーロックなどでも利用可能。
ソニーでは、「この製品の登場により、PCの性能や設置場所に左右されずにPKI認証が可能となる。価格は、ボリュームディスカウントにもよるが、本体が15,000円程度で、内蔵アプリケーションが数千円程度だろう」としている。
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「PUPY(FIU-810-N03)」の外観。通常のUSBトークンと比較しても小さいのがわかる
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指紋認証の練習画面。内蔵アプリケーションだけで、このようなこともできる
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カバーを外したところ。さらに小さくなる
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PCに挿したところ。ランプの点滅によって、書き込みや認証しているのかがわかる
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関連情報
■URL
Security Solution 2003
http://expo.nikkeibp.co.jp/secu-ex/
PUPY「FIU-810-N03」
http://www.sony.co.jp/Products/puppy/pack.html
( 大津 心 )
2003/10/22 19:15
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