アジア最大規模のネットワーク関連イベント「NetWorld+Interop 2004 Tokyo」(N+I)が、28日に幕張メッセで開幕した。期間は7月2日までで、28日と29日は技術者を対象としたコンファレンス、30日からは展示会や基調講演などが行なわれる。
N+Iは、ネットワークに関連する技術や製品などの最新情報を取り上げるとともに、国内のネットワークエンジニアに技術コンファレンスを提供する場として1994年から開催されている。11回目の開催となる今回は「Technology and Business Interoperability」をコンセプトとして、376社が出展する展示会のほか、マイクロソフトのスティーブ・バルマー氏らによる基調講演、技術者向けのコンファレンスなどが予定されている。展示会や基調講演などは30日からの開始となり、28日と29日の2日間は技術者を対象としたチュートリアルとワークショップが行なわれている。
初日に行なわれたチュートリアルでは、IP電話に関連する技術についての解説が奈良先端科学技術大学院大学の砂原秀樹教授らによって行なわれた。SIPやH.323などのプロトコルや、既存の電話番号をインターネットのドメインとして扱うENUMについての解説のほか、2003年9月から技術検証を行なっている「ENUMトライアルジャパン」の活動内容などが紹介された。このほか、会場ではIPv6や経路制御などについて、ワークショップやチュートリアルが行なわれており、多くの参加者を集めている。
関連情報
■URL
NetWorld+Interop 2004 Tokyo
http://www.interop.jp/
関連記事:N+I 2003レポート INDEX
http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2003/0704/niindex.htm
( 三柳英樹 )
2004/06/28 19:04
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