7月2日まで幕張メッセで開催されているネットワーク関連イベント「NetWorld+Interop 2004 Tokyo」のネットエージェントブースでは、アプライアンスサーバーに搭載された「One Point Wall」などが出展されていた。
One Point Wallは、ファイル交換ソフト「Winny」やVPN構築ソフト「SoftEther」のパケットだけを遮断できる特殊なファイアウォールソフトウェア。Winnyの暗号化を解読できるほか、SoftEtherのSSL暗号化にも対応し、ブロックすることができるという。ほかにも、2ちゃんねるの書き込みを遮断したり、WinMXの通信を遮断するバージョンも存在する。
N+Iで展示されていたのは、宝ネットワークシステムが製品化したOne Point Wallのアプライアンスサーバー版。One Point Wallがハードディスクを必要としないという特徴を活かし、ディスクレスになっている。価格は500デバイス対応版で、175万3,500円から。
また、システムダウンや電源障害時には、自動的にバイパスモードに切り替わるため、ネットワークが止ることはないという。搭載可能なアプリケーションは、「One Point Wall Winny」「One Point Wall SoftEther」「One Point Wall WinMX」「One Point Wall カスタム」の4種類だ。
宝ネットワークシステムによると、「ソフトウェア版ではユーザーの環境によっては設定が必要だったため、敷居が高いというユーザーがいた。アプライアンスサーバー版は設置するだけで良いため、導入が楽だという声を聞いている」とコメントした。
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One Point Wallのアプライアンスサーバー版
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ログ画面イメージ
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関連情報
■URL
NetWorld+Interop 2004 Tokyo
http://www.interop.jp/
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( 大津 心 )
2004/06/30 21:01
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