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パナソニック、SDカードと非接触ICカードが一体化した「smartSD」を出展


 CEATEC JAPAN 2004が10月5日から9日にかけて千葉県・日本コンベンションセンター(幕張メッセ)で開催している。DLNA(Digital Living Network Alliance)に参画する企業を中心に家庭内のAV家電などのネットワーク化を図るデモが数多く登場したほか、RFID・非接触ICカード関連の展示や可視光通信のデモなど、次世代につながるさまざまな技術が一堂に会した。


SDカードと非接触ICカードが一体化した「smartSD」

「smartSD」の概要
 今回のCEATECでは、パナソニックがSDメモリカードと非接触ICカードを一体化した新たなSDカード規格「smartSD」に対応したカードを自社ブースでデモンストレーションしていた。

 smartSDでは、通常のSDメモリカードの機能に加えてISO/IEC 14443 TypeB、もしくはJICSAP 2.0準拠の非接触ICカードの機能を搭載しているほかアンテナも内蔵。これを通常のSDカードスロットのある機器に刺せばそのまま非接触ICカードとして利用することが可能だ。また、smartSDにはminiSDカードサイズの規格「mini smartSD」も存在するが、こちらは「サイズが小さすぎてアンテナを内蔵させることはできなかった」ということで、miniSDカードの規格で未使用だった2本の信号線を利用して外部アンテナを接続する形で同様に非接触ICカードとして利用できる。

 ただ問題は、アンテナをカードに内蔵したという関係から、カードスロットが基板やシールドなどで覆われているような設計だとアンテナから出た電波がそれらに吸収されてしまい、非接触ICカードとしての利用が難しくなること。会場ではSDカードスロット部をむき出しにした端末を用意してデモを行なっていたが、現在一般に出回っている機器の多くはそのような設計になっていないため、「今後smartSDの普及に当たってはそのような電波の減衰をいかに防ぐかが課題になる」という。またmini smartSDは外付けアンテナが必須になるため、そもそも利用できる端末が制限されることになる。


パナソニックブースで展示されていたsmartSDとmini smartSD

関連情報

URL
  CEATEC JAPAN 2004
  http://www.ceatec.com/


( 松林庵洋風 )
2004/10/05 19:35

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