|
愛犬が吠えれば、飼い主の動画と音声が自動的に流れて落ち着かせる
|
留守番中の愛犬を監視し、愛犬が吠えれば飼い主の動画と音声が自動的に流れて落ち着かせる。また、吠えた時の画像をブログに投稿し、気になる画像はクリックして動画の確認もできる。そんなセキュリティシステムが、NTT横須賀研究開発センタで25日まで開催されている「NTT R&Dフォーラム2005~ひろがるレゾナントコミュニケーションの世界~」で展示されていた。
このシステムは、家庭の各所に設置した各種センサーやRFIDの情報をFDML(Field Data Markup Language)で記述して、ホームネットワークに接続した「フィールド情報流通プラットフォーム」に収集。センサーに反応があった場合にはその都度、あらかじめ登録した携帯電話にメールを送信したり、Webカメラで撮影した画像を専用のブログに送信できる。AIBOを愛犬に見立てたデモンストレーションでは、吠えるAIBOを飼い主の動画と音声でなだめ、その吠えたシーンをブログに投稿していた。
ブログは各部屋ごとに用意され、例えばAIBO以外にも「おばあさんの部屋」という項目も。寝たきりのおばあさんを見守るというシナリオで、デモではベットから落ちてうずくまるおばあさんの画像がブログに投稿されていた。その画像をクリックすると、ベッドの下に眼鏡を落としてしまった動画を確認でき、実は眼鏡を探している動画ためにうずくまっていたという“真相”も判明する。
会場スタッフによれば、「携帯電話に発信するだけの警告型サービスだけでなく、動画などを蓄積してリモートで分析できることが従来のサービスと異なる点だ」という。「玄関のドアノブにセンサーを仕込めば、不審な人物がドアノブを回した時間もわかる。愛犬が吠えた理由もわかるのではないか」と玄関用センサーなどとの連携機能の有用性もアピールしていた。
|
|
何らかの動作を察知し、ブログに画像を投稿
|
気になる画像をクリックすれば、動画を見ることも可能。ほかのセンサーと連携させて分析もできる。
|
関連情報
■URL
NTT R&Dフォーラム2005
http://www.nttrdforum.jp/info/
( 鷹木 創 )
2005/02/24 21:17
- ページの先頭へ-
|