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「光コンセント」。左が1芯タイプ、右が2芯タイプ
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パナソニックのブースでは、松下電工がFTTH宅内配線向けの「光コンセント」や「シャッター付SC光コード」などを展示している。
光コンセントは、電気コンセントのように宅内に設置し、引き込まれた光ファイバと宅内終端装置(ONU)を光コードでワンタッチで接続できる装置だ。ブースでは、光ファイバを1芯接続できるタイプと2芯接続できるタイプを用意。実際に、汚れを防ぐシャッターが付いたSCコネクタ互換の光コードを接続するデモを行なっていた。
光コンセントには、遮光防塵用のシャッターがスロットごとに付いており、光コードを差し込むと自動的にシャッターが上がる仕組みだ。松下電工では、FTTHの普及を見込み、8月から光コンセントを、9月からシャッター付SC光コードをFTTH提供事業者向けに提供する。価格は未定。
会場スタッフによると「現在の規制ではFTTHの局舎から宅内のONUまでが、FTTH提供事業者の管理責任範囲。いずれは規制緩和されて、光コンセントを利用してユーザーによる自己設置が可能になるかもしれない」という。
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2芯タイプの光コード差し込み部。遮光防塵シャッターが閉まっている
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光コードはワンタッチで接続できる
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宅内向けLAN配線パネル「まとめてネット」
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松下電工はまた、宅内向けLAN配線パネル「まとめてねット」を展示。10BASE-T/100BASE-TX対応スイッチングHUBを内蔵した製品で、ADSLやCATV、FTTHのEthernetを最大7カ所に分配する。パネルには固定網の電話回線を接続する端子やスプリッタ接続用のモジュラジャックも装備。電気コンセントも2つ装備している。5月から販売されており、価格はパネル単体で20,475円。例えば、4LDKで6カ所のマルチメディアパネルにEthernetを分配する場合は、31,878円で宅内LANが構築できるという。
パナソニックブースでは、まとめてねットなどの宅内LAN配線工事向けに、カテゴリ5Eやカテゴリ6のUTPケーブルにRJ45プラグの接続が簡単にできるツール「ぐっとすコード」をデモンストレーション。ケーブル内に包まれている心線をぐっとすコードの色ラベルに応じて溝に挿入することで、心線の撚りを完全にほどかなくともRJ45プラグと結線できるという。
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ぐっとすコードの結線部
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心線の撚りを完全にほどかなくとも結線できるという
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関連情報
■URL
松下電工
http://www.mew.co.jp/
( 鷹木 創 )
2005/06/09 20:34
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