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UWB対応携帯電話。モトローラのロゴマーク入り
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フリースケール・セミコンダクタ・ジャパンのブースでは、UWB(Ultra Wide Band)に対応した携帯電話端末を展示し、実際にパソコンへ画像データを伝送するデモンストレーションを披露していた。
フリースケールは、昨年秋にモトローラから独立した企業。現在は資本的関係はないとのことだが、今回デモで用いられていた端末にはモトローラのロゴマークが刻まれていた。UWBは、米国を中心に開発が進められている超広帯域無線技術で、10m程度の範囲内で400Mbpsを超えるデータ通信が可能という。デモンストレーションは、UWBの機能を携帯電話に搭載することによる、具体的な利用シーンを提案したもので、携帯電話のカメラで撮影した画像が瞬時にパソコンへ転送されていた。
受信側であるパソコンにもUWBの機能が付加されており、そのモジュールはminiPCIで接続されている。このため、パソコン側では携帯電話をminiPCIで接続された周辺機器として認識している。
デモ用の携帯電話は、米国で開催された「2005 International CES」に出展されていたとのことだが、「日本での展示はおそらく初めて」(同社スタッフ)という。バッテリーとUWB用のアンテナ、UWBモジュールを内蔵したボックスが装着されており、携帯電話本体とはSDIOで接続されている。
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UWBモジュールとアンテナ、バッテリーが入ったボックスを装着
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デモの概要
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このほか同社ブースでは、Symbian OS搭載の携帯電話を開発する際に利用されるというデバッグツールとテストツールが展示されていた。スタッフによれば、Symbian OSを採用するメーカーのほぼ全てで利用されているとのこと。デバッグツールは、文字通りソフトウェア開発時に用いられるもので、一方のテストツールはボタンの反応速度などを検証する際に利用されるものという。
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こちらがデバッグツール
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こちらはテストツール
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関連情報
■URL
フリースケール・セミコンダクタ・ジャパン
http://www.freescale.co.jp/
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( 関口 聖 )
2005/07/14 19:56
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