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ユーザーの声に振り向き、笑ったりまばたきするなどの表情を見せる
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日立製作所では、人間の声に反応して、テレビ番組や録画番組の中から指定した番組を選ぶ「知的ユーザーインターフェイス」を展示している。
知的ユーザーインターフェイスは、ウサギをモチーフにしたロボット型のインターフェイス。音声認識用マイクや顔画像認識用カメラ、音声合成用スピーカーを搭載しており、笑ったり、まばたきするなどのディスプレイも備える。
リモコン上でキーワードを入力する代わりに、放送日や番組名などを声に出すことで、見たい番組を選択できる。2メートル程離れた距離からの音声に反応する。ユーザーの顔と番組履歴を記録する機能も備える。現在は開発段階で、2~3年後の製品化を目指すとしている。
会場ではロボットのデモを行なっており、「ロボちゃん」と呼びかけるとユーザーの方向に振り向き、内蔵されたカメラで顔面を認証する。展示ではPC経由でロボットの設定などを行なっていたが、将来的にはスタンドアロン型にするという。また、コマンド入力音声認識率は、「CEATEC JAPAN 2005」会場の騒音レベルで80%とのことで、スタッフとの会話中に突然「3チャンネルでよろしいですね」と“暴走”する姿も見られた。
日立製作所では今後、ユーザーの番組視聴履歴から好みの番組を自動的に学習し、番組推薦や自動録画を行なうなどの機能を搭載させるという。
関連情報
■URL
日立製作所
http://www.hitachi.co.jp/
( 増田 覚 )
2005/10/06 18:32
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