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ゼンリン、ブログと連動した位置情報サービスを参考展示


自然文検索エンジン技術を採用した「車載用位置情報ポータルサービス」
 ゼンリンは、10月21日から一般公開される「第39回東京モーターショー」で、自然文検索エンジン技術を採用した「車載用位置情報ポータルサービス」の参考出品を行なう。

 このサービスは、インターネット上のプログで紹介されているレストラン情報や、ニュースサイトで取り上げられた店舗紹介記事をもとに、地図上にその位置を表示するというもの。これまでのカーナビゲーションシステムでは、レストランやコンビニ、ガソリンスタンドなどをあらかじめ用意した位置情報のみで表示していたが、これに各ブログやニュースサイトから得た情報も追加する。

 例えば、ブログで紹介されているレストラン情報から、自然文検索エンジンを利用して、店名、住所や電話番号を抽出。ゼンリンが保有する住所、属性情報、電話番号などの各種データとマッチングさせることで、正確な場所を地図上に表記させる。

 自然文検索エンジンを利用することで、ブログの記述からレストランが和食か洋食かといった分類を表示するほか、「おいしい」「まずい」や「高い」「安い」といった味や価格なども解析して表示する。「このサービスにより、広告主主体の情報ではなく、口コミ情報からサービス利用者の趣味や趣向に合わせた詳細な情報が提供されることになる」(ゼンリン)としている。

 自然文検索エンジンには、キーウォーカーの「KeyWalker Search」を採用。同エンジンは、「意味ネットワーク」「Preference Analyzer(嗜好等個人の特徴分析)」「Situation Analyzer(シチュエーション分析)」というキーウォーカー独自の3つの技術から構成されている。

 ゼンリンでは来年中にも実用化を目指しており、カーナビや携帯電話などの情報端末への搭載を予定している。提供形態や価格については現時点では未定で、「基礎となるブログのデータについてはメディアによる配布のほか、各種通信手段を通じたサーバーとのアクセスにより最新データを入手するなど、さまざまな方法を検討中。実用化段階での状況に合わせてベストな方法を考えたい」としている。


関連情報

URL
  ゼンリン
  http://www.zenrin.co.jp/
  キーウォーカー
  http://www.keywalker.co.jp/
  東京モーターショー
  http://www.tokyo-motorshow.com/

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( 大河原克行 )
2005/10/20 13:02

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