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慶應義塾大学環境情報学部の村井純教授
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ネットワーク関連技術や製品、サービスを紹介するイベント「Interop Tokyo 2006」の展示会が7日、千葉県千葉市の幕張メッセで開幕した。
今年のテーマは「Back to the Fundamentals~見つめ直すと、新たなネットワークの世界が見えてくる~」。さらに今回は、放送と通信の連携に焦点を当てたイベント「IMC Tokyo 2006 - Interop Media Convergence -」が同時開催されている。
会期は9日までで、国内外の364社が出展する。展示会の入場料は3,000円だが、Webサイトからダウンロードできる登録用紙に記入して持参すれば無料になる。展示会のほか、講演や各種コンファレンスも行なわれる。
7日に行なわれた最初の基調講演に登場したのは、慶應義塾大学環境情報学部の村井純教授。「アンワイアードインターネット~技術から見た通信と放送の未来」と題して講演した。
村井教授は、6日に報告書をとりまとめた「通信と放送の在り方に関する懇談会」について触れ、「IPを前提にした議論だった」と評価。放送が完全デジタル化される2011年までの5年間は「無線や移動体、固定などの通信技術でアンワイアードのインターネット環境を整え、放送が電波を有効に使ったデジタルコミュニケーションに取り組む時代」との考えを示した。また、これを実現するための技術が、Interop Tokyo 2006やIMC Tokyo 2006で展示されていると述べた。
「INTERNET Watch」では会期中、展示会場やコンファレンスの模様をお伝えする。
関連情報
■URL
Interop Tokyo 2006
http://www.interop.jp/
IMC Tokyo 2006
http://www.interop.jp/imc/
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( 増田 覚 )
2006/06/07 15:04
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